① コメルシオ広場とは
コメルシオ広場(Praça do Comércio)は、ポルトガルの首都リスボンの中心部に位置する広大な広場で、テージョ川(Tagus River)に面しています。
この広場は、リスボンの商業的な中心地として長い歴史を持つ場所であり、広場の周囲は18世紀の壮麗な建物で囲まれています。
広場の南端には、リスボンの象徴的なランドマークである「商人の門(Arco da Rua Augusta)」が立ち、広場への入り口として訪れる人々を迎えています。
広場の中央には、ポルトガルの歴代君主の一人であるドン・ジョゼ1世の堂々とした騎馬像がそびえ立ち、その周囲に広がるオープンスペースは、歴史的なイベントや市民の集まりの場として利用されてきました。
広場は、その壮大なスケールと美しい景観から、多くの観光客や地元の人々に愛され続けています。
② 歴史的背景
コメルシオ広場の歴史は、1755年11月1日のリスボン大地震にまでさかのぼります。
この大地震はリスボンのほとんどの都市部を壊滅させ、多くの建物が倒壊しました。
リスボンの再建にあたったのは、当時の首相マルケス・デ・ポンバルで、彼は広場を含む新しい市街地の設計を指導しました。
広場の再建は、ポルトガルの繁栄と商業活動の復興を象徴するものであり、ポンバルはフランスの建築家であるジャン・バティスト・ルイス・フランシスとともに、広場の設計を行いました。
広場は、広々とした空間と規則正しい建物の配置が特徴で、リスボンの新たな象徴として設計されました。
広場はまた、ポルトガルの商業の中心地として発展し、商人や貴族たちの活動の拠点となりました。リスボンの歴史において重要な役割を果たし、ポルトガルの経済と文化の発展に寄与しました。
③ 特徴
コメルシオ広場の特徴的な点は、その広大な空間と整然とした建築レイアウトにあります。
広場の周囲は、均等に配置された美しい建物が立ち並び、その一部はリスボンの歴史的な商業施設や行政機関として使用されてきました。
広場の南端に位置する「商人の門」は、18世紀のポルトガル建築の代表的な例であり、その華麗なアーチ構造と装飾は、当時のポルトガルの繁栄を象徴しています。
広場の中央にあるドン・ジョゼ1世の騎馬像は、その壮麗さと優雅さで目を引きます。像はポルトガルの歴史における重要な人物を称えるものであり、リスボンのアイコンとなっています。
広場の舗装や配置されたベンチ、噴水なども、訪れる人々にリラックスできる空間を提供しています。
また、広場からはテージョ川の美しい景色を望むことができ、その風景は訪れる人々に感動を与えます。
④ 有名なこと
コメルシオ広場は、リスボンの歴史的な出来事の舞台としても知られています。
特に有名なのは、1974年4月25日に起きた「カーネーション革命」と呼ばれる政治革命です。
この革命では、広場が重要な役割を果たし、ポルトガルの独裁政権が平和的に崩壊する瞬間を迎えました。
広場には、多くの市民や兵士が集まり、カーネーションの花を持ってデモ行進を行い、その結果、ポルトガルは民主化への道を歩むこととなりました。
コメルシオ広場は、この歴史的な出来事を象徴する場所であり、ポルトガルの自由と民主主義の象徴となっています。
また、広場周辺には歴史的な建物や博物館、ショップなどが点在しており、観光客にとっても魅力的なエリアです。リスボンの中心地として、広場は多くの観光地へのアクセスの拠点となっています。
⑤ 行ったらするべきおすすめアクティビティ
①商人の門(Arco da Rua Augusta)を登る
この美しいアーチ型の門には展望台があり、リスボンの街並みとテージョ川のパノラマビューを楽しむことができます。登ると広場の全景やリスボンの歴史的な建物が一望でき、その景色は非常に印象的です。
②広場周辺のカフェでリラックスする
コメルシオ広場には、多くのカフェやレストランがあり、テラス席でリスボンの風景を眺めながらコーヒーやポルトガル料理を楽しむことができます。地元の人々と同じように、リラックスしたひとときを過ごすのは格別です。
③ドン・ジョゼ1世の騎馬像を見学する
広場の中央にあるこの騎馬像は、ポルトガルの歴史的な人物を称えるもので、その堂々とした姿は多くの写真愛好家に人気です。像の周囲を歩きながら、その歴史的背景を知ることができます。
④広場からリスボンの旧市街を散策する
コメルシオ広場を出発点として、リスボンの歴史的な街並みや魅力的なショップを探索する散策を楽しんでください。広場の近くには、バイシャ地区(Baixa)やアルファマ地区(Alfama)など、リスボンの伝統的なエリアが広がっており、地元の文化や歴史に触れることができます。
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